ノーマルなキュロットを解説します。 ウエストにベルトを付け、ファスナー開きのデザインでは、
テニススコートの製図も可能です。 一つのソフトで様々なキュロットスカートが楽しめます。 子供サイズを入力すると子供のキュロットができ上がります。(他ページで解説) ![]() 上の完成製図は、左写真です。これを展開することで、ギャザーの多い右写真が仕上がります。この後詳しく解説します。
左写真のノーマルなキュロットなら下表の「Hゆとり」分量「12」が程よいでしょう。 右写真の様に、ギャザーたっぷりのキュロットスカートの操作で、「Hゆとり」分量を「50」「80」等と操作することが可能ですが、それにより股の厚みが増えます。 その場合は、「前渡移動」「後渡移動」で厚みを減らす必要があります。 「Hゆとり」は「20」までであれば、股の厚みの補正が要りませんので、この後の製図解説の様に前後中心で切り開く方法が簡単でしょう。 パタピッ は、体型補正にも優れ、それぞれのサイズにぴったりの製図を作成します。 ![]() 上表を参考に、パタピッ に数値を入力し、「実行」ボタンを押すと下図の製図ができ上がります。 先に左写真の様なノーマルなキュロットを解説します。入力数値が異なる場合も、製図の展開の基本は同じです。(丈に関する項目名は「ハーフ丈」ですが、キュロットの操作ではロング丈も可能です。) パンツ関連の製図で最も大事で難しい部分は股上部分の製図です。(下図参照) パンツと異なり、キュロットの操作では「後傾斜調節」に「1」と入力し、後の傾斜角度を起こします。これは、ヒップにぴったりフィットさせるパンツと異なり、スカートらしい流れを作るキュロット特有の製図操作です。 この理論は、いくつも製図を経験するうちに理解を深めるでしょう。 股下(下表赤丸の部分)は、この後修正します。 ヒップから裾に向かって、広がり過ぎず狭過ぎず、、、という範囲で「裾幅」を操作して一旦保存してください。(CADを持たないユーザーは、このまま印刷し、この後の展開の解説に従って、手書きで仕上げてください。) ![]() 股下部分を修正します。 ![]() 脇が広がりましたので、裾の線を引き直しましょう。 ![]() 余分な線を消すと、下図の様に仕上がります。 ![]() 前後中心で18cm開きます。(この寸法は自由です。 柔らかい生地であれば、もっと開いても良いでしょう。 逆に、硬い生地、張りのある生地の場合は、この寸法では膨らみすぎるかもしれません。生地の性質を生かして、又、好みに合わせて表現しましょう。 仮縫いをするなどで仕上げてください。 ![]() 開いた空間に線を入れます。 ![]() 余分な線を消して仕上げると下図の様になります。 ![]() |