パタピッ

分割製図を貼り合わせる方法 (家庭用プリンター使用の例)

大型プリンターでは貼り合せの手間は要りません。

当ソフトは、一般家庭でも使用できるソフトとして開発しましたので、A3、A4サイズのプリンターで実物大型紙が分割印刷できます。 

ソフトを購入し、画面に製図ができあがるまでは「アッと言う間。 すご〜い!」と順調ですが、
いざ印刷・・・ という段階で、出てきた紙を前に戸惑う様子が見えます。

糊(のり)で貼る、セロテープで貼るなどの方法が すぐ浮かびますが・・・
あまりお勧めしません。

液状の糊は紙が縮みます。 セロテープは、型紙を長期間保存する場合、時間と共に縮みます。
糊であれば、スティック糊がお勧めですが、印刷した用紙の糊しろは5mmほどです。 スティック糊がはみ出てしまいうまくいきません。

 用紙の四隅(紙端の5mmほど内側)に合わるポイントの印がありますので、紙同士をそのポイントで合わせるとずれはなく正確な型紙になります。

お勧めは、製図用のテープ(メンディングテープという商標で文具店で販売)です。(下図参照)
長い年月経過しても縮みませんし、テープ面に文字を書くこともできます。
価格はセロテープより幾分高いですが、テープ幅が広いと高く、狭いほど安いので、狭い物がお勧めです。


<テープの貼り方>

テープを貼る時に、紙全部を貼ろうとして、テープを長〜く切って貼る人がいますが、長いテープは扱い辛いものです。 紙を全て貼り合わせる場合でも、テープは短く切って、少しずつ貼る方法が楽です。

右は、A4用紙4枚を貼り合せた写真です。分割型紙をテープで貼り合せる
製図の外周はこの後切り落としますので、製図の内部だけ貼れば良いのです。

型紙を長期保存する必要がなければ、右の様な部分貼りでも構いません。全て貼る必要はありません。 型紙が落ち着けば良い訳で、利用状況に合わせて効率よく作業しましょう。

製図用メンディングテープ

型紙の貼り合せに時間がかかり、意欲を喪失してしまう人もいますので、時間をかけず楽に進む方法を覚えてください。

最近はプリンターが安くなりました。
A4ですと貼り合せ枚数が多いので、A3プリンターに買い換える方も多いようです。
大分楽になりますよ。

<大型プリンターの選択について>

ちなみに、仕事で使用する場合は、A1プリンター以上がお勧めです。
A0(ゼロ)サイズになると高いですが、A1サイズは各社かなり値を落としてきました。
カラープリンターの新台で15万円程のものもある様です。
製図の印刷だけに使用するのであればモノクロでも良く、カラーでなければ更に安いでしょう。

中古を探す方もいます。状態の良い中古が見つかれば、さらに安いでしょうが、メンテナンスの点では心配でもあります。
リース会社でリースするという選択肢もあります。

プリンターについて解説したページがあります。 してご覧ください。